「スラット」と「はちみつ」の甘い関係

当店のウッドブラインドの羽根・スラットにはバスウッドという木が使われています。
バスウッドというと、あまりピンとこない木ですが、日本では広く’シナの木’として建築材をはじめとして楽器やブラインドなどに幅広く利用されています。
当店のスラットはルーマニア産で、東欧からはるばる海を越えてやってきます。ロシアからウクライナ、ルーマニア、ブルガリアなど広い範囲で広がる原生林で伐採されるその木は、シナノキ科でもリンデンバウムと呼ばれるセイヨウシナノキです。

リンデンと聞いてああアレね。気付いた方は食にこだわりのある方か、ハーブティー好きでしょうか。リンデンブロッサムはヨーロッパではメジャーなハーブでその名の通り、リンデンバウムの花です。「うっとりするほど芳醇で、麗しく、深みのある香り」と評されていて、アロマオイルやハーブティーの元になります。

また、ブルガリアやルーマニアは養蜂も盛んで、リンデンハニーとして「はちみつ」になったりもします。
リンデンハニーはオーガニックな食品としてヨーロッパ各地で生産されていて、抗酸化作用だったり、リラックス効果をうたっています。

そんなリンデンバウム(バスウッド)がウッドブラインドの原材料になっていると思うと、ちょっと気分が上がります。
自分の柄ではないですが、ウッドブラインドの木漏れ日を感じながら優雅なティータイムとか、素敵ですね。

優雅なティータイム